マッチングアプリの相手と初めて会うときは、メッセージの印象と全然違う人だったらどうしようかと不安になってしまいます。
この記事では、筆者かんまなが全然違う男性に会ったときの体験談と、そんなときの対処法をご紹介します。
期待外れの男性に会ってしまった時の参考にしてください。
Contents
マッチングアプリでやりとりしている時は好印象

良さそうな男性とマッチング成立
婚活のためにマッチングアプリを使い始めて1週間。
めでたく1人の男性とマッチングしました。
【男性のスペック】
名前:ジロウさん(仮名)
居住地:宮城県
年齢:42歳
職業:公務員
年収:600万
イケメン度:5点(10点満点中)
プロフィール写真のジロウさんは、イケメンとは言えないものの爽やかな印象です。
しかも地域のサッカークラブに入っているらしく、体型はまあまあ引き締まっています。
私はマッチングできたことを喜んでいました。
メッセージのやりとりは順調
メッセージも順調でした。
ジロウさんは質問や自分の話を積極的にしてくれたので、仕事のことや学生時代のことなどお互いに幅広く知ることができました。
ジロウさんは歴史が好きとのこと。
一通りのプロフィールについて話したあとは、歴史の話が多くなりました。
ジロウさんが尊敬する人物はユダヤ難民を救った外交官、杉原千畝だそうです。
私も彼のことは映画で観て知っていたので、映画について話したり、そこには描かれなかった事情を教えてもらったりしていました。
それから、当時話題だった本について話したことも印象的でした。
ある本が面白そうで気になっていると話したら、なんと彼はその本を既に読み終えているというではありませんか。
これまで本の趣味が会う男性なんて周りにいなかったので、同じ本に関心を持っていたことに驚きました。
その本はジロウさんからの勧めもあり、すぐに読みました。
読んですぐに感想を伝えられたことも嬉しくて、良い相手に出会えたなと思っていました。
いよいよ会うことに
メッセージのやりとりを2週間ほど続けて、いよいよ会うことになりました。
待ち合わせは平日の夜6時半。
ジロウさんは土日休み、私は平日が休みなので、平日の夜に彼の職場近くで会うことを選びました。
ちなみに、初めて会うときは女性の自宅近くの場所を選ぶのが基本です。
ジロウさんも土日に私の自宅近くに訪れることを提案してくれました。
今回の場合は、彼の職場が地域の中心部で私も行き慣れた場所だったことと、当日の昼間にそこで用事があったことから、彼の職場近くがちょうど都合良かったのです。
それに、自分で交通費を負担してでも会いたいという気持ちもありました。
実際に会ってみるとイメージと全然違う

残念なスーツ姿、湧き上がる面接感
どきどきしながら待ち合わせに向かうと、スーツ姿の男性がいました。
ですが、イメージしていたジロウさんとは違いました。
多分、服装の問題が大きかったのだと思います。
ジロウさんは仕事帰りだからスーツ姿なのは当然ですが、サイズがゆったりしているせいかだらしなく見えて、どこの会社にもいそうなおじさん感が半端ないのです…。
とはいえ、外見だけで会うことを決めたわけではありません。
そう自分に言い聞かせて、何事もなかったかのように話しかけました。
とはいえ、一度受けてしまった印象はなかなか消えません。
ジロウさんはとても丁寧に接してくれたのですが、まるで転職志望者を面接する人事部長のようにしか思えませんでした。
物腰は柔らかですが、明らかに相手のほうが立場が上で、言われる通りにするしかなさそうな雰囲気と言えば良いでしょうか。
もちろん単なる私の思い込みで、ジロウさんには圧力をかけるつもりは一切なかったと思いますが…。
そんな状況だったので、彼の案内でお店に向かう時もデートらしいときめきはなく、「あれ?今日って面接に来たんだっけ?」という気持ちでいっぱいでした。
これはデート?それとも面接?
2人ともお酒が好きだったことから、当日は彼が居酒屋を予約してくれていました。
ところが、行ってみたらなんと個室。
周りを気にしなくて良いのは楽ではありますが、ここでも湧き上がる面接感…。
当たり障りのない話をしながら、私は既に引き気味でした。
メッセージでは前のめりだったので、彼も不審に思ったかもしれません。
思い込みとは怖いもので、メッセージの時は「たくさん話してくれて会話しやすい人」だったのが、今や「自社紹介と志望者の話を聞き出すことに余念がない人事部長」にしか見えません。
とにかく人事部長に失礼のないように、お酒はほどほどに、としか考えていませんでした。
この人との恋愛はないと確信
そんな風だったので、恋愛関係になりそうな予感は最初からなかったのですが、中でも決定的な瞬間がありました。
普段の食事について話していた時のことです。
お互い一人暮らしなのですが、ジロウさんは自炊を全くしていないとのこと。
私も自炊をさぼってコンビニ弁当で済ませる日が多いので、それ自体は別に構わなかったのですが、続いてこんな発言がありました。
「うちの職場の若い男の子が、自分でお弁当作ってきてるんですよ。お弁当男子なんて、いかにも最近の若い子って感じですよね。僕には考えられないです」
こういう価値観の人と一緒にはいられないな、とこの時確信しました。
私は結婚したら共働きで家事を分担したいと考えていたので、料理をする気がない男性とマッチしないことは目に見えていたのです。
もちろん、ジロウさんのような男性を良しとする女性もいるでしょう。
ジロウさんと同年代の人や専業主婦希望の人ならむしろ共感したかもしれません。
単に私とは相性が悪かっただけです。
私は外見に加えて内面にもがっかりしてしまったので、これ以上どうしようもありませんでした。
こんな新しい発見ができたことだけが収穫でした。
今回合わなかったのは自炊への考え方でしたが、次はまた違う部分かもしれません。
メッセージの段階で聞ける内容にも限りがありますから、会って話をしないと本当のところは分からないと思っておいたほうが良いでしょう。
後日、ジロウさんからはまた会いたいとの連絡がありました。
でもやっぱり、良い返事はできずに終わってしまいました。
会うと全然違った時の対処法

一回は会っておいて後日断る
メッセージだけしていると、相手のイメージを勝手に作り上げてしまいがちです。
私もジロウさんのことを良さそうな男性だと信じ込んでいましたが、会ってみたら価値観の合わない人事部長でした。
こればかりは、会ってみないと分かりません。
しかも、外見が受け付けないのなら待ち合わせ場所で逃げることもできますが、女性が男性を外見だけで判断することはあまりないと思います。
しばらくメッセージをやりとりして、中身が良いと思ったから会うに至っているわけです。
中身は直接喋ってみないと分かりません。
ということは、一回は会って喋ってみて判断するしかないのです。
デートの途中で完全に見切りをつけたなら早めに切り上げることもできますが、誘ってくれた相手に対して申し訳ないという気持ちは拭えません。
その日は普通に過ごしておいて、後日断るなりフェードアウトするなりするほうが、気まずさも少なく済みます。
会う前から覚悟しておく
会ってからがっかりしないためには、会うまで分からないぞ、とあらかじめ念頭においておくしかありません。
これは、お気に入りのマンガがアニメ化したときに感じる違和感と同じです。
マンガを読みながら頭の中で勝手に声を当てはめているので、アニメ化するとイメージしている声と違って違和感を覚えるのです。
思い入れが強いほど勝手な想像をしがちなので、先に警戒しておくだけでもがっかり度は軽減されます。
マッチングアプリで会うと全然違う時のまとめ

メッセージをしているときは良い印象だったのに会ってみたら全然違った、ということは珍しくありません。
メッセージだけで相手を知るのはとても難しいので、実際に会ってみるまでは期待しすぎない方が良いでしょう。
もちろん、がっかりする相手ばかりではありません。
中には期待以上の男性だっているはずです。
今は経験を重ねて、あなたにぴったりの相手を見極める目を養ってください。
